我が家に住んで1年半以上が経ちましたが、改めて家の周囲を観察してみると、何のためにあるのか不明な物が結構あることに気が付きました。
前の家はマンションだったので、建物の外側の設備は管理会社さんに任せっきり。
それがいざ戸建暮らしとなると、自分で外回りのメンテナンスもしないといけないことに気づきました。
引き渡し前の内覧会で一通りの設備の説明は受けるのですが、家の外の設備についてはほぼ説明がなかったように思います。
あるいは説明いただいたのにスルーしてしまったのか…。
因みに我が家には、ガレージ周辺にこんなマンホールの蓋みたいなものが3つあります。
手前の丸い蓋は「仕切弁」と書かれています。
また、その奥にある長方形の蓋は「水道 20/25MM メータ」と書かれていました。
ネットで調べてみると、
「仕切弁」とは、水道の使用中止や、給水装置の修理を行うときに、水を止めるための弁
だそうです。
また、
「水道 20/25MM メータ」と書かれた蓋の中は、量水器、つまり水道メーターが入っています。
どちらも私が蓋を開ける機会はほぼ無いと思いますが、家の完成からほぼ丸2年が経過していますので、念の為、蓋を開けて中をチェックすることにしました。
仕切弁
まずは仕切弁の蓋を開けてみます。
ここは家全体の水道を止める弁ですので、そうそう使うことはないものです。
恐る恐る蓋を開けてみると…
クモの巣が張ってました!
微妙に管の中に土やら石ころやらが溜まっているのが気になりましたが、そう頻繁に使うものでもないので、とりあえずクモの巣だけ除去しておきました。
量水器ボックス
続いて長方形の量水器ボックスの蓋を開けてみます。
なぜかここも石ころがボックスにたまってました。泥も溜まってます。
ここは2ヶ月に一度、水道局の方が見るものなので綺麗にしておきたいところですね。
溜まった泥や石ころは地道にスコップですくいだします。
掃除した日に夕立が降ったので作業があまり進みませんでしたが、なんとかボックスの底が見える程度には泥が除去できました。
汚水枡
最後にチェックする丸い蓋はこれ。
ひらがなで「おすい」と蓋に書いてありました。
これは
「汚水枡(マス)」と呼ばれるもので、雨水や生活排水等の汚れた水があつまるところ
です。
と知ったように書いていますが、ネットで検索するまで知らずに1年半、この家に住んでいました!(汗)
実はよくよく見てみると、家を囲むように同じ「おすい」と書いてある丸い蓋がいくつかついていることがわかりました。
そこで、家の契約時に不動産屋さんからもらった書類一式を読み返してみると、こんな図面が出てきました。
わかりづらいかもしれませんが、汚水枡には
- 雨水を集める「雨水枡」
- 生活排水を集める「汚水枡」
の2種類があり、それが「最終汚水枡」に集められて、外道の側溝の下水管に排水されるようです。
生活排水とは台所やトイレ、お風呂などの水回りで排出される汚水のことです。
1年半も全くメンテナンスしていないので、さぞ汚れていることでしょう!
戦々恐々としながらも、勇気を振り絞って蓋を開けてみます。
ドライバーを使って蓋を開けてみると…
汚い!
汚いのですが、1年半ほったらかしだった割には、それほどでも?
この程度であれば、ホースを引っ張ってきて水で洗い流してしまいましょう。
強めのストレートの水流で汚れを落とし、仕上げはゴム手袋をした手で枡の底の汚れを落とします。
この作業を全部で9箇所やらなくてはいけません…。
なかなか大変なので、連休の週末等に一気にやってしまうのがいいですね。
汚水枡に手を突っ込むのは勇気が要りますが、ゴム手袋があれば大丈夫!
また、枡に汚れをためないために、日頃から台所、洗面所、お風呂などの排水口を、パイプユニッシュや排水口スッキリ等を使って綺麗にしておくことが大切です。
まとめ
戸建に住んだら家の中はもちろんのこと、外側のメンテナンスも日頃から自分でやりましょう。
汚水枡は定期的に綺麗にしておけば、匂い対策、豪雨対策にもなります。
水道メーターボックスも、時々蓋を開けて量水器を綺麗にしておきましょう。
以上、皆さんの参考になれば幸いです。