こんにちは。マンションから戸建に住み替えたtateuri daisukeです。
戸建に住み替えるにあたり、最も不安だったことの一つがセキュリティでした。
そこで、別の記事でも書いた通り、我が家はALSOKのホームセキュリティを導入しました。
これで安心!と思っていたのですが、ある事件をきっかに、防犯カメラをネットで購入して取り付けることにしたのです。
防犯カメラ導入のきっかけ:玄関前に粗大ゴミを不法投棄された件
これまた↓こちらの記事でも書いたのですが、
ある週末の午前中に、家族揃ってちょっと近所のスーパーまで出かけて戻ってくると…
我が家の玄関先に見覚えのない大きなローテーブルが放置されていました!
留守にしていたのはたった30分くらい。
その間に、白昼堂々とこんな大きなものを他人の家の玄関先に置いていくとは!
世の中とんでもなく図々しい人がいるものです。
もちろん警察に通報しましたが、テーブルの処理は、自分で区の清掃事務所に電話をして、回収のお願いをしなくてはいけませんでした。
実は、この不法投棄がある前から、玄関に防犯カメラをつけたいなと思っていました。
というのも、我が家の玄関前は、お隣さんと我が家のゴミ集積所に指定されているのですが、
時々よその人に、指定ゴミ以外のものを捨てられていたからです。
一方、ホームセキュリティを導入している家は近所にもたくさんあるのですが、防犯カメラまでつけている家は珍しいです。
億万長者の豪邸ならまだしも、ごく平凡な狭小住宅の我が家ですので、カメラまでつけて自意識過剰に思われたら嫌だなと思ってました。
またお隣さんはうちの玄関前にゴミを出すので、カメラ設置をあまり快く思わないだろう、という懸念もありました。
今回、粗大ゴミの不法投棄があったことで、防犯カメラ設置の大義名分ができました!
防犯カメラ設置の2つの方法
さて、防犯カメラの設置ですが、以下の2つの選択肢があります。
- ホームセキュリティ会社の防犯カメラを設置する
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SECOMやALSOKなどのホームセキュリティ会社が提供している防犯カメラを設置するという選択肢。
カメラを含めた機器の設置はホームセキュリティ会社がやってくれます。
また、屋内のセンサーが侵入を察知した場合、カメラ画像をセキュリティ会社がチェックしてくれます。
*但し、ALSOKのホームセキュリティプランには防犯カメラがあるプランはありません。
- ネット通販等で防犯用ネットワークカメラを購入して設置する
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ネット通販等で防犯用ネットワークカメラを個別に購入し、自分で設置するか、あるいは電気屋さん/便利屋さんを手配して取付工事をお願いします。
カメラの監視は自分でやるしかありません。
24時間監視することは不可能なので、何かあった時に録画している映像を遡ってチェックする、という使い方になります。
予算が潤沢にあれば、ホームセキュリティ会社からカメラを購入して設置するのが最も安心でしょう。
但し、やはりそれなりに高くつきます。
SECOMの場合、ホームセキュリティのプランに防犯カメラもつけると、追加で25万円もかかる見積もりでした。
一方、ALSOKの一般家庭向けプラン「ホームセキュリティBasic」には防犯カメラ付きのプランがありません。
防犯ネットワークカメラの種類
もう一つのオプションは、自分で安い防犯カメラをネットで購入し、電気技師さんに取付工事をお願いする方法です。
ネットで「防犯カメラ」を検索すると、山のように商品が出てきます。
一般家庭用の商品の価格帯は、5,000円前後くらいのものから数万円のものまで幅広くあるようです。
但し、屋外に取り付ける想定で、ある程度防水機能も備えている商品となると、数万円前後のものが一般的なようです。
ネットワークカメラの商品にはざっと以下の種類があるようです。
- カメラ本体のSDカードに映像を記録するタイプ
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これが最も安いタイプで、カメラ本体にSDカードを入れて、そこに映像を記録していくものです。映像はWIFIでスマホからもチェックが出来ます。
カメラ本体を取り付けるだけで、ネット回線もWIFIなのでケーブルが不要です。
但し、カメラの電源はどこかから引っ張ってこないといけませんので、取り付けには注意が必要です。
この商品の弱点としては、カメラ本体のSDカードに映像を記録するため、カメラが盗まれた場合は記録された映像ごとなくなってしまいます。
ICAMI 防犯カメラ 屋外 ワイヤレス SDカード録画 - カメラとNVR(ネットワークレコーダー)がセット(WIFIタイプ)
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このタイプは、カメラの映像をWIFIでNVRと呼ばれる録画機器に記録する商品です。NVRにはモニター付きのものとモニター無しのものがあります。
モニター無しのものは映像をスマホやPCモニター等でチェックすることになります。
上記タイプと同様、WIFI利用なのでカメラとNVRをつなぐケーブルは不要ですが、カメラの電源コードはどこかにつながないといけません。
また、NVRはWIFIルーターに有線LANで接続します。
また、屋外に設置するのでWIFIが安定していない環境の場合、映像がうまく受信できないリスクがあります。
SMONET防犯カメラ ワイヤレス - カメラとNVRがセット(POE給電タイプ)
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上記タイプと同様、カメラの映像をNVRに送るのですが、カメラとNVRはLANケーブルでつなぐ必要があります。
但し、カメラの電源はNVRからLANケーブルによってPOE給電されるため、別途電源ケーブルをつなぐ必要がありません。
上記タイプと比べ、カメラとNVRがケーブル接続なので、WIFIの電波の良し悪しに左右されません。
一方、屋外のカメラと屋内のNVRをつなぐケーブルを引くために、カメラの設置場所によっては家の外壁に穴をあける必要があります。
ANRAN 500万画素 15.6インチ防犯カメラセット poe給電 1920P 4台
選んだカメラは?
このように色々と調べた結果、ホームセキュリティ会社で手配すると、初期費用も高くつきますし、その後の監視サービスの利用料も高くつきます。
ということで、早々にこれは断念しました。
となると、ネットワークカメラを購入して電気屋さんに設置してもらうことになるのですが、今回は熟慮の結果、カメラとNVR(モニター付き)をWIFIで接続するタイプにしました。
選んだのは下のSMONETというメーカーの防犯カメラです。
この商品にした理由は以下の通りです。
- NVR(録画機)が別にある方が、カメラが盗まれても映像がNVRに残るため良い
- NVRにモニタがついているので、すぐに映像がチェック出来る
- WIFI接続なので、屋外でカメラの電源が取れれば、外壁に穴を開ける必要がない
新築の家なので、むやみに外壁に穴をあけたくない、という理由が一番大きかったと思います。
また、モニター付きのNVRとカメラ2台がセットになっているので、初期設定がほぼ不要で簡単そうだったことも決め手でした。
電気屋さん選び
商品が決まったら、ネットで良さそうな電気屋さんを選びます。
色々検索していると、都内で同じような住宅で防犯カメラを設置した記事をホームページにあげている電気屋さんを見つけました。
早速連絡し、購入しようと思っている防犯カメラの情報も送り、自分のニーズに合っているかどうか聞いてみました。
すると、とても似た商品を電気屋さんのご自宅用に最近取り付けたばかりとのこと。
またカメラの電源は、玄関とガレージのダウンライトの電源から引っ張ることで、天井の中に隠蔽配線することを提案してくれました。
とても心強いので、すぐこの電気屋さんに決めました。
カメラの設置場所の確認
カメラの取り付け自体は単純な作業です。
上の画像の左のように、ゴミ集積所の電柱がバッチリ映る角度で、玄関前に一台設置します。
このカメラの電源は、すぐ横にあるダウンライトから取ります。
もう一箇所はビルトインガレージの奥につけます。
このカメラの電源も、ガレージ天井にあるダウンライトから引っ張ってきます。
難易度が高いのは、この電源を引っ張ってくるパートです。
玄関前のカメラは、ダウンライトがすぐ近くにあるのですぐにつなげることが可能です。
一方、ガレージの方は、ガレージの隅にカメラを設置するとなると、電源が取れる一番近いダウンライトでもそこそこ離れているため、電源ケーブルを伸ばして通すだけでもとても大変です。
画像ではわかりづらいですが、距離にして大人が手を伸ばしても届かない距離です。
我が家は建売住宅なので、私もガレージの天井の中がどういう構造になっているのか全く分かりません。
従い、天井にカメラを設置するのに必要最低限の大きさの穴を開けたら、あとは長い棒のようなものをその穴から入れて、手探りでダウンライトの電源があるところ探し当てなくてはいけません。
難易度は高いですが、多分大丈夫だと思います、と心強く電気屋さんが言ってくれたので、いざ工事にかかります。
ダウンライトを人感センサー付きに変更
カメラの電源をダウンライトから取ると書きましたが、具体的には以下の工程が必要になります。
- 上述のカメラを設置する2カ所のダウンライトを外します。
- ライトのカバーの外周をつまんで真下に引っ張ると外れます。
- すると、天井の中にダウンライトの電源供給用の配線があるので、そこに防犯カメラとダウンライトを結線します。
*なお、この作業には電気工事士の免許が必要です。私は先述の通り電気屋さんにお願いしました。くれぐれも無免許でDIYされないようご注意下さい!
電源コードは全て玄関とガレージの天井の中に隠蔽されるため、見た目がスッキリします。
ダウンライトをON/OFFするスイッチは、玄関の内側についています。
このスイッチをON にすれば、ダウンライトが点灯し、同時に防犯カメラもONになるというわけです。
ここで問題があります。
防犯カメラは24時間常時ONにしていないと意味がありません。
かといって、ダウンライトが24時間点灯しっぱなしでは電気代がもったいないです。
そこで、玄関とガレージについているダウンライトは、全て人感センサー付きのダウンライトに変更します。
選んだのは↓こちらの商品。
電気屋さんに事前に確認し、自分でネット購入しておきました。
この商品は、ライトの近くで人の動きを察知すると、自動でライトが点灯し、一定の時間が過ぎると消灯してくれます。
また、点灯の際に、ぱっと一気に明るくなるパターンと、徐々に明るくなっていくパターンを選択出来ます。
よその家の前を歩いていると、突然照明がパッと点灯して驚くことがありますよね。
威嚇という意味ではそれで良いのですが、ただ通り過ぎる人の身になると、少々やり過ぎでイラッとさせるかも知れません。
そういう時には、この徐々に明るくなるモードが威嚇的過ぎず良いと思います。
私は、家の前の道路側にあるダウンライトはこの「徐々に明るくなるモード」にし、ガレージの中側のライトは「一気に明るくなるモード」に設定しました。
これで、ダウンライトのON/OFFは人感センサーが自動でやってくれることになるため、玄関のスイッチを常時ONにしても問題なくなりました。
いよいよカメラを設置
電源を確保したところで、いよいよネットワークカメラを設置します。
まずは玄関側のカメラからです。
このカメラが家の前のゴミ集積所となる電柱を捉えるため、カメラの向きが重要です。
向かいの家の玄関もあるので、露骨にお向かいさんが写らないようにアングルを調整します。
上の画像の角度で取り付けると、ちょうど電柱周辺が画面中央に来るので良さそうです。(画像はトリミングしてあります。)
まずぱっと見ですが、玄関の天井もカメラも白いので悪目立ちせず良さそうです。
また電源コードも天井内に隠蔽されているので全く見えませんね。
このカメラの画素数は200万画素ですが、防犯カメラとしては必要十分かなと思います。
ばっちり顔も服装も認識できますし、車のナンバープレートも認識出来ます。
続いて、ガレージにカメラを取り付けます。
こちらは先述の通り、電源を取るダウンライトからカメラ設置場所まで距離があり、配線を天井の内側に通すのに数時間かかってしまいました!
残念ながら、カメラを設置するためにあけた天井の穴だけでは配線が電源まで届かず、もう一カ所穴をあけなくてはいけませんでした。
電源コードを格納するボックスも取り付けなくてはいけなかったため、玄関のカメラと比べると、少々見た目は悪いです。
ただ、電気屋さんがここの隠蔽配線のために、一生懸命腕を伸ばして作業してくれたので、全く文句ありません!
続いてガレージのカメラのアングル調整をします。
このカメラは当然ながらガレージ内を捉えたいのですが、ついでに前面道路もちょっと捉えておけると、家の前を通る不審者が玄関のカメラとこちらの2つのアングルで捉えられて良いかな、と思いました。
カメラのアングルは上の画像の通り、道路もガレージ内も両方抑えていてバッチリです。
なお、上の画像は夜間のカメラの画像です。ダウンライトが消灯している時は画面左上のように赤外線モードになります。
人感センサーが反応してダウンライトが点灯すると、画面右下のようにフルカラーの画像になります。
先述の通り、ガレージ中側のダウンライトは、センサーが反応するとパッとMAXの明るさになる設定ですので、もし侵入者がいればフルカラーで防犯カメラに姿が映ることになります。
NVR(録画機)とスマホアプリ
購入したSMONETの防犯カメラには、セットでモニター付きNVRもついています。
このNVRを家のWIFIルーターに有線LANでつなげば、すぐにカメラを使い始めることが可能です。
NVRとカメラは、NVRから飛ばされるWIFI電波をカメラのアンテナが受信してつながります。
NVRの画面は上の画像左のように、最大4つのカメラ映像を同時に見ることが出来ます。
付属マウスを動かして拡大したい画像をクリックすると、選択したカメラの画像が全画面表示になります。
また、マウス操作により、NVRのハードドライブに記録されたアーカイブ映像も再生することが可能です。
ハードドライブの要領は1Tです。
また、カメラの映像をスマートフォンでチェックすることも可能です。
IP Proというアプリをダウンロードし、NVRのIDを登録するのですが、QRコードで簡単に設定できました。
これで上の画像右のように、スマホで防犯カメラの映像がチェックできます。
取り付け工事費はいくら?
防犯カメラの取付工事費は、人感センサーライトにダウンライトを交換する作業費も込みで、53,000円でした!
SMONET防犯カメラセット | 33,678円 |
DAIKOセンサーダウンライト x 3個 | 19,227円 |
取り付け工事費 | 53,000円 |
合計 | 105,905円 |
SMONETのカメラ代、DAIKOのセンサー付きダウンライトの購入代なども含めた合計は、105,905円でした。
SECOMに頼むよりは半額未満になってはいますが、そこそこかかりました。
防犯カメラとセンサーライトの効果は?
さて、防犯カメラと人感センサー付きダウンライトを設置して10ヶ月以上が経ちました。
その防犯効果はいかほどだったでしょうか。
さすがに前のような粗大ゴミが家の前に捨てられることはそうないと思うのですが、例えば燃えるゴミの日に空き缶が捨てられたり、という細かい事件がパタッと無くなりました。
というわけで、防犯効果は確かにありそうです。
また、おまけの効果として、NVRで玄関先に立っている人の姿が見えるので、宅配便や郵便屋さんの姿も確認出来るので、玄関の扉を開ける時の安心感も増しています。
インターフォンの映像でも確認は出来ますが、防犯カメラの映像は周囲の状況も見えますので、より安心感があります。
結論として、戸建暮らしにより安心感を得るために、10万円強をかけて防犯カメラを設置するのは、「あり」だと思います。
以上、防犯カメラ設置を検討されている方の参考になれば幸いです。