オンラインで確定申告手続きができるe-Taxは、慣れればとても便利で簡単なのですが、e-Taxアプリのセットアップがやや面倒です。
私はiMacで手続きしているので、もしかするとMac OSにとってやや面倒なだけなのかもしれません。
Mac OSの推奨ブラウザはSafari一択
何が面倒かというと、まずe-Taxアプリの推奨ブラウザがWindowsユーザーに比べて圧倒的に少ないです。
少ないというより、Safariの一択しかありません。(笑)
一方、Windowsの場合はChrome、IE、Firefox、Edge等々、主要ブラウザは大概使えます。
*参照:国税庁 確定申告書等作成コーナー
Mac OSの大幅アップデートに対応しきれない
Mac OSの新バージョンが発表されるのは9月〜10月にかけてです。
一方、オンラインの確定申告手続きができるのは会社員の還付申告は1月1日から、個人事業主の確定申告は2月16日からです。(*2021年の場合です。)
この短い数ヶ月の間に最新Mac OSにも完璧に対応するのは難しいのかも知れません。
私は、OSのバージョンアップは確定申告が終わるまで我慢することにしています。
今回もBig Surがリリースされていましたが、OSをアップデートしたのは確定申告手続きが完了した後の数日前でした。
因みに2021年2月22日時点でのMac OSの対応状況は以下の通りです。
Safari 14.0に対応していると書いてありますが、一方で、
Macintoshの令和3年2月1日にリリースされたSafari14.0.3でe-Tax(マイナンバーカード方式)をご利用の場合、マイナンバーカードによる認証を行おうとすると、次の画面が表示されたまま、先に進めない事象を把握しています。
作成コーナーでは、Safari14.0.2まで正常に動作することを確認済みです。
というお知らせが確定申告書等作成コーナーに掲出されています。
お使いのOS及びブラウザのバージョンをご確認の上、手続きしてください。
古いe-Taxアプリを削除しなくてはいけない
私はこれにはまって何度もやり直すはめになりました。
もしあなたが令和元年もe-Taxで確定申告をしたMacユーザーでしたらご注意ください。
(No.1)確定申告書等作成コーナーAPのバージョンが古いものが残っていると、正常に作動せず、申告書を提出するためにマイナンバーカードを読み込む際にフリーズして先に進めない現象が起きます。
自力で解決した後で国税庁のサイトに以下の注意書きがあることに気づきました。
Macintoshをご利用の方が令和2年分の確定申告書等作成コーナーをご利用いただく場合、令和元年分以前に導入した「(No.1)確定申告書等作成コーナーAP」を削除してから令和2年分の事前準備セットアップを実行いただくよう、お願いいたします。
令和2年分から初めて事前準備セットアップを適用する方や、令和元年分以前に導入した「(No.1)確定申告書等作成コーナーAP」を削除済の方は、そのまま令和2年分事前準備セットアップを実行してください。
私は削除ではなく、Safariの「環境設定」から「拡張機能」タブを選択し、いくつかある確定申告書等作成コーナーAPのうち、バージョンが2.0の古いものを見つけました
下の画像のように、古いバージョンのチェックを外せばOKです。
まとめ
Macでe-Tax確定申告をする方は、下記を注意の上やってみてください。
- e-Taxアプリが作動するブラウザはSafariのみ
- Mac OSのバージョンアップにはご注意(できれば確定申告後まで我慢!)
- Mac OSのバージョンによって作動するSafariのバージョンが決まっている
- 古い確定申告書等作成コーナーAPは削除するかSafariの拡張機能のチェックを外す
以上、皆さんの参考になれば幸いです。