建売住宅は、完成済みの家を見てから購入を決めることができるので、より明確なイメージを持って購入できるというメリットがあります。
一方で、建売という性格上から往々にして無難な内装(人を選ばない内装)にまとまっている物件が多く、自分の色を出したい方にとってはやや不満が残ることもあると思います。
筆者の場合、一番広いスペースであるLDKの内装が気に入らず、前回記事にてキッチン周りをリフォームしたことをご紹介させて頂きました。
カウンターに収納を設置
今回は、そのキッチンのすぐ横にある、謎のカウンタースペースのリフォームについてご紹介します。
それは下の画像のスペースなのですが、最近の建売住宅にはこのようなカウンターが設けられている物件を多く見かけました。
流行なのでしょうか。
狭小住宅はLDKのど真ん中に階段が設置されるケースが多く、階段を挟んだ両端にデッドスペースが出来てしまいます。
そのスペースを活かすための苦肉の策なのではないでしょうか。
LDKの広さは18畳ちょっとなのですが、このカウンターだけでそこそこのスペースを占拠しています。
もったいないですよね。
造作も少々安っぽい板をはめ込んでいるだけです。
スツールでも置いてコーヒーを飲むスペースにでもするか、あるいはリモートワークや子供の勉強スペースとする、という選択肢もあったかも知れません。
ただ、後ろがキッチンですので、料理中などはあまり居心地が良いとは思えません。
また、リビング・ダイニングとキッチンを結ぶ導線になっているため、おそらく落ち着かないと思います。
妻とどうしたものかね、と相談していたところ、とってもいい案を出してくれました。
カウンターは設置されているものをそのまま活かしつつ、その下のスペースに収納を作ろうというのです。
そしてカウンタースペースの上部には、写真や小物を飾る飾り棚をつけよう、ということになりました。
早速リフォーム業者のお兄さんに相談します。
収納にはどういったものを入れる想定ですか?と聞かれたので、備蓄用のミネラルウォーターのペットボトルや、ペンやはさみなどの文房具、薬箱、などなど日常でよく使うものを詰め込みたい、とお伝えしました。
予算はキッチンの施工と合わせてだいたい50万円と伝えてあります。
ゼロから造作するのかと思っていたのですが、提案されたのはメーカーの特注品をはめてはというものでした。
カウンタースペースの横幅にピッタリおさまる寸法で用意して貰えるようです。
そして設置頂いたのがリクシルのこちらの収納です。
空いていたスペースにぴったり合うように設置頂きました。
ペットボトル何本入るんだ?!というくらい大容量です。
左の引き出しには文房具や薬類などの小物を収納し、右側にはペットボトル等を収納して使っています。
因みにお値段は、カウンター収納と上部の棚の設置で締めて297,000円でした。
カウンターをディスプレーシェルフとして活用!
そしてこのカウンター収納の上の空きスペースですが、季節毎の飾り物を置くスペースとしても大活躍しています。
マンション時代には狭くて置けなかったクリスマスツリーも、毎年置き場所に困るひな人形もここに飾っています。
クリスマスツリーと言えば、だいたい床の上に置くものだと思いますが、こうしてカウンターシェルフの上に置くのも悪くないですよ。
特に、毎日のお掃除をルンバとブラーバに頼っている我が家では、いちいちクリスマスツリーを片付けなくてもお掃除できるので、とっても便利です。
因みに私は、キンキラした金と赤を貴重にしたクリスマスツリーが苦手なので、こちらの白やグレーが基調の北欧風クリスマスツリーを購入しました。
大きさも高さが120cmと小ぶりなので、大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いです。
おまけ:トイレのミニシンクに鏡を取付け
なお、新居引き渡し後に突貫でやっていただいたリフォーム工事のメインはキッチンとこのカウンタースペースだったのですが、ついでにこんな所もやって頂きました。
この家には1階と3階にトイレがあるのですが、3階のトイレには手洗いがついていました。
これが3階で唯一水が出るところなので、何かと便利ではあるのですが、一方、流しの上のスペースがぽっかり空いていて気になります。
カレンダーでも貼ろうかと思うのですが、水しぶきがかかって紙ふやけそうです。
そこで、ちょうどこのスペースに合うように鏡を設置して貰うことにしました。
後日、自分で鏡を購入してDIYでつけることも考えましたが、慣れない大工仕事で新品の家を傷つけたくありません。
やはりそこはプロに任せることにしました。
設置後の写真がこちら。
イメージ通りに使い勝手の良いミラーがつきました!
こちらのトイレの鏡取り付けは25,000円でした。
このリフォーム業者さんには、他にも照明をつけて頂いたり、カーテンレールを設置して頂いたりしたため、結局は予算の50万円を大きく超えることとなり、最終的には70万円かかってしまいまいした。
予算こそオーバーしましたが、ここはお金をかけて良かったと今でも思っています。
それくらい家の印象が変わりましたし、また便利になりました。
以上、皆様の新居購入やリフォーム計画の参考になれば幸いです。