投資素人の私が本気で(と言っても大した本気度ではないのですが)投資を始めてから3年が経ちました。
まずはお勉強ということで、1)個別株の購入、2)インデックス投信、3)アクティブファンド投信の3通りの投資パターンに資金を分散させて運用しました。
投資2年目になると、ロボアドバイザーなる商品が普及し始めたため、これまたお試しで4)WealthNaviでの運用も開始しました。
3年が経過した今、果たしてどのパターンが最も評価益率が高かったでしょうか。
個別株の成績
まずは個別株から成績を見ていきます。
仕事柄、私にとっては日本企業よりもアメリカ企業の方が、事業や成長性のイメージがつきやすかった、という理由で、メインは米国株式です。
エヌビディアは半導体の会社ですが、私はゲーマーではないのであまり思い入れがあるわけではなく、ある程度プラスが出たら売却してしまうかも知れません。
一方のアマゾンは、アマゾン・エコーのヘビーユーザーとして、ちょっとやそっとの含み損くらいでは損切りせずに保有していようと思っています。
グーグルはアメリカ独禁法の追求等があるために、今後も手放しで安心という状況ではないですが、まだまだワクワクさせてくれる企業だと思うので、キープしたいと思います。
VISAカードでお馴染みのビザについては、キャッシュレス時代の今、しばらくビジネスは安泰だろう、という安直な思いで持っています。
総じて、個別株は含み損の株もあるものの、合計評価損益率は21.57%ですので、非常にうまく運用できていると思います。
つみたてNISAの投資信託
続いて、つみたてNISAの投資信託の成績を見てみます。
基本的にはインデックス投資をメインにしています。
本命は楽天の全米株式インデックスです。
またコロナ前までは絶不調だったレオスのひふみプラス。これはアクティブファンド系の投資信託です。
インデックス vs アクティブファンドという対決の図式で見ると、どちらも絶好調ながら、やはりインデックスに軍配が上がりますね。
専門家の記事を読んでも、結局はアクティブファンドはインデックスに勝てない、という内容のものが多いように思います。
但し、日経平均株価はアメリカのようにずっと右肩上がりで上がっているわけではないため、日本株については例外的にレオスのひふみのようなアクティブファンドにお金を入れるのもありかな、と思っています。
iDeCoの成績
iDeCoはSBI証券で運用していますが、購入しているのは次の2つだけに絞っています。
再び登場のレオスのひふみ年金と、eMAXIS Slim 米高株です。
ひふみ年金は上昇率4.24%と渋め。
実はiDeCoは商品の組み替えをしたばかりということもあり、ひふみ年金の運用期間はわずか数ヶ月です。
もう少し気長に成績を注視しようと思います。
期待は主軸の米国インデックス投信系のeMAXIX Slim 米国株。
こちらも数ヶ月の運用期間ではありますが、上昇率は10.78%とまずまず。
この先、つみたてNISAの楽天全米株式インデックスのように30%ゾーンに入ってくれることを期待します。
WealthNaviの成績
最後はロボアドバイザー、WealthNaviの運用成績です。
WealthNaviは、公式サイト曰く、「世界の富裕層が利用するアルゴリズムに基づき」ロボットが最適なポートフォリオを形成して資産運用してくれる商品です。
スマホにアプリを入れると、下図のようにユーザーの資産運用におけるリスク許容度を設定することが可能です。
私はとりあえずリスク許容度が2番目に高い「4」に設定しています。
従い、債券、金といった抑えの資産は少なめになっています。
上図の通り、主軸は株式です。
米国株についてはインデックスファンドに近い評価益率28.72%という高いパフォーマンスが出せています。
WealthNaviの運用を開始したのは約2年前です。
2年間で着実に資産は増やすことができています。
上の図は薄い青色の部分が原資金で、濃い青色の部分が評価額の上振れ分と配分金です。
2020年3月のコロナショックのあたりで一時期だけマイナスに転じましたが、それ以外は常に評価利益を出している状態です。
現時点では全体で18.75%の上昇率となっています。
なお、私はWealthNaviに毎月15万円を入金しています。
これまでの入金総額は3,920,000円に及びます。
原資である入金額で言えば、WealthNaviに最もお金を注ぎ込んでいることになります。
一方、WealthNaviには大きな欠点があります。
手数料は預かり資産の年率1%です。(長期割引等の優遇サービスはあります。)
楽天の全米株式インデックスファンドの手数料は0.162%ですので、これがいかに高いかがわかると思います。
WealthNaviのアプリの「取引履歴」を見ると、これまでに払った手数料の総額がわかります。
上の図が「取引履歴」の画面ですが、これまで約2年間に支払った手数料総額は39,353円でした。
一方、受け取った分配金総額は50,857円とありますので、今のところは手数料を分配金でまかなえている、と考えることができます。
但し、運用額が4百万円に到達しようかという現状、そろそろ利益確定して現金化し、米インデックス投資信託や個別株に置き直した方が良いのでは、と考え中です。
追記: それを言うならレオスのひふみ投資信託も信託報酬は0.98%ですので、かなり高いです。さっさとやめて米インデックスにするべきか。はたまたポートフォリオとしてキープか。投資の悩みはつきません。
まとめ:個別株、インデックス、アクティブ、WealthNavi 勝ったのは?
さて、4つの運用パターンの成績をみてきました。
結局のところ、もっとも評価益率が高かったのはどれでしょうか?
上の図の通りで、運用額はつみたてNISAの上限があるために少ないですが、評価額上昇率が30.42%とダントツで「つみたNISA」がトップでした。
つみたてNISAはアクティブ型の「ひふみ年金」も入っていますが、メインはインデックス投信です。
やはりインデックスが(特に全米インデックス)一番パフォーマンスが高いということが言えると思います。
なお、ここでびっくりなのは、自分でセレクトした個別株のパフォーマンスが+21.57%と、WealthNaviの18.75%を上回っている、という事実!
富裕層のアルゴリズムに勝ってます!(笑)
一時的なものかもしれませんので調子には乗らないようにします。
さて、3年間の結果を見ると、全米インデックスが最も効率の良い投資と見ることができます。
今後、WealthNaviは解約して利益確定をし、NISAはもう枠がないので、通常取引で楽天 全米株式インデックスに置き換えるべきかも知れません。
もう少し様子を注視してみようと思います。
以上、何かの参考になれば幸いです。