戸建のセキュリティ大丈夫?
マンションから戸建に引っ越したtateuri daisukeです。
我が家は東京都23区内でも繁華街に近いエリアに住んでいます。戸建に引越すにあたり、最も不安だったことの一つがセキュリティ問題でした。
マンションは自宅のドアを開けても共有エレベーターや廊下、そしてエントランスを経てようやく下界へと出ますが、戸建の場合は玄関を開けたらすぐ外に通じてしまいます。
我が家の新居は、いわゆる典型的な都心部の狭小住宅です。
家は最寄りの駅に通じる道に面しており、しかも玄関が目隠し無しですぐ道に面しています。
玄関の扉一枚しか隔てるものがないというのは、なんとも心許ない気がします。
また、最近の戸建は昔のような背の高い塀で敷地を囲ったりしない物件が多いと思うのですが、我が家も多分に漏れず、道路と敷地を隔てるものは何もないオープンな作りです。
開放感があって良いですし、ビルトインガレージになっているので、車や自転車の出し入れは楽で良い、というメリットはありますが、セキュリティ面ではデメリットにもなり得ます。
家選びの際にはこの点が最大のネックではありましたが、自分たちでセキュリティ会社と契約すれば良いと割り切ったのでした。
そこで、家の購入契約と同時進行でセキュリティ会社との契約も行いました。
セキュリティ会社選び
ネットで検索するまでもなく、TVCMでもおなじみのメジャーなホームセキュリティ会社といえばSECOMとALSOKの2強。
さらに、言われれば見たことがあるセントラル警備保障(CSP)もあります。
我が家の近所の家を見てみると、ざっくり2割くらいの比率でSECOMとALSOKのいずれかのホームセキュリティを入れているお宅があり、残りはセキュリティを入れていないようです。
但し、駅に近い物件や人の往来が多い道に面した家、角地の家などは、かなりの確率でホームセキュリティが入っていました。
CSPを入れているお宅はほとんどなく、契約するなら近所の家でも導入しているSECOMかALSOKがいいね、という話になりました。
そこで2社の比較なのですが、ネットで連絡をし、営業の方にお見積もりをいただきました。
*Update (2021/4/20): 私が見積もりを貰った2019年から価格が更新されているようです。
両社の公式サイトの情報を見ると、最新の戸建プランは以下の通りです。
両社ともに機材をレンタルするプランと買い取りするプランとがあります。
レンタルすれば契約時の初期費用がぐっと抑えられますが、その分、月々の支払いが高くなります。一方、買い取りプランは月々の支払いを抑えられますが、契約時の初期費用が大きくなります。
レンタルプラン | SECOM ホームセキュリティNEO | ALSOK ホームセキュリティBasic |
---|---|---|
月額料金 | 7,590円 | 6,853円(*3LDKプラン) |
工事費 | 63,800円 | 48,400円 |
保証金 | 20,000円(*非課税、契約満了時返金) | 設定無し |
買い取りプラン | SECOM ホームセキュリティNEO | ALSOKホームセキュリティBasic |
---|---|---|
月額料金 | 4,950円 | 3,740円(*3LDKプラン) |
工事費 | - | 48,400円 |
機器代 | 384,780円(*工事費込み) | 179,850円(*3LDKプラン) |
SECOMとALSOKの特徴の違い
SECOMの営業の方は、
住居に不審者が侵入することを徹底的に防ぐことを前提にプランを組み立てる
…方のようで、「ここにセンサーが必要です。あそこにカメラがあった方が良いでしょう」、というように積極的に提案してくるタイプでした。
但し、防犯カメラをつけたいとなると、カメラは買い取り必須機材となり、27万5千円(*2019年見積もり時の価格です)の機器を買い取る必要があります。
一方、ALSOKは「ホームセキュリティBasic」という定型プランで決まっている導入アイテム数に沿って提案してくるので、それ以上の提案はありませんでした。極めてシンプルです。
逆に、
カメラをシステムに組み込むことは、「ホームセキュリティBasic」では出来ません。
防犯カメラについてあとで詳しく書きますが、新居購入時点では導入を見送りました。
やはり、かなり高くつくことと、防犯カメラは大げさでは?、という思いがありました。
ちょっと威圧感がすぎるというか、ご近所に印象が悪いのでは、という気もしていました。
カメラを導入しなければ、SECOMとALSOKで異なるのは初期費用と月額の差です。
私が見積もりを取った当時はSECOMはレンタルプランしかなかったので、初期費用は3万円のみでしたが、月額料金が6,500円とやや高め(*2019年当時)。
一方ALSOKは、契約時に機器を買い取ることで、月額を3,500円に抑えることができます。(*2019年当時の価格です。)
どちらが良いか、我が家の選択はALSOKでした!
セキュリティシステムをこの先10年以上使い続けるつもりであれば、初期費用が高くても月額を押さえた方がお得と判断したからです。
実際、10年使う前提で試算すると、両社のコストは下記の通りです。
SECOM | ALSOK |
(6,500円 x 12ヶ月 x 10年)+ 30,000円=861,000円 | (3,500円 x 12ヶ月 x 10年)+ 183,200円 + 48,200円=651,400円 |
その差は歴然。(あくまで10年使えば、の話ですが。)
また、コストだけでなく、ALSOKの方がコントローラーの使い勝手が良さそうだな、という印象もありました。
ということで、我が家のホームセキュリティはALSOKに頼むことにしました。
ALSOKのホームセキュリティBASICを契約しました!
新居の引き渡し後、キッチンのリフォーム工事とエアコンの取付工事を約1週間かけてやったのですが、その直後にALSOKの工事をお願いしました。
玄関、そして1階から3階の居室の窓にセンサーをつけます。
また、空間センサーといって警備実行中に人や物の動きを察知すると警報がなるものも二箇所つけて貰います。
コントローラーパネルを希望の場所につけて完成です。(アプリを入れればスマートフォンでも操作可能です。)
ALSOKの警備システムは2種類あります。外出ALSOKと在宅ALSOKです。
2つの違いは、主に空間センサーを作動させるかどうか。
外出ALSOK使用時は空間センサーも作動しますが、在宅の場合は中に家族がいますので空間センサーは作動しません。
窓や玄関だけが開閉すると警報がなる仕組みになっています。
この時、センサー作動の有無をスマホアプリから選べますので、例えば窓を開けっぱなしにしたい時等は、その窓のセンサーをOFFにすることが出来ます。
これがなかなか便利です。
我が家は寝る時に在宅ALSOKをONにして、朝起きるとOFFにする、というのがルーティンです。
もちろん出かける時は外出ALSOKを作動させます。
今まで不審者が入ってきたことはありませんが、留守中に子供のボールが廊下で動いてしまい、警報が作動してお巡りさんが我が家に集結してしまったことがありました!(その節はどうもすみません!!)
ですが、それ以外は特に不都合もなく、携帯使用料より安い月々3,850円*でこの安心感はお得だな、と住んで1年以上が過ぎた今も実感しています。(*我が家のプランの価格です。家の間取り、広さによっても変動する可能性があります。)
お勧めです!
以上、ホームセキュリティの導入を考えている方の参考になれば幸いです。