こんにちは。tateuri daisukeです。
去年、結婚後に購入して住んでいた都内の中古マンションから、思い切って戸建住宅に引っ越しました。
もともと私はいわゆるマンション信者で、将来も不動産価値が下がらないマンション以外に選択肢はないと思っていました。
やや手狭ではありましたが、大がかりなリフォームも入れた中古マンションの部屋から引っ越すということも想定していませんでした。
ですが、
- 当時住んでいた学区域の指定学校に不安を感じていた(立地環境が悪かった)
- マンションの大規模修繕が数年後に迫っていた(ベランダで洗濯物が干せない問題、修繕工事の騒音問題等が迫っていた)
- 60㎡台2LDKという間取りで、将来のことを考えると若干手狭さを感じていた(子供部屋が作れない)
ということもあり、再び物件情報を追うようになったのでした。
ところが、新型コロナ前の世界は右肩上がりでマンション価格が高騰していましたので、とてもじゃないですが今よりも広いマンションなんて買えません。
下のグラフを見て下さい。
このグラフは2010年の全国の不動産価格の平均を100として、2020年7月までに戸建とマンションの価格がどう変遷したかを見ます。縦軸が不動産価格指数です。
これを見れば、赤い線のマンションの価格が常に右肩上がりで上がり続けている一方で、戸建住宅の価格指数はほぼ横ばいであることが分かります。
参考までに、日本の全世帯の平均所得の変遷はどうかというと、
先の不動産価格指数のグラフとほぼ同期間の平均世帯所得ですが、少しでこぼこはあるものの、ほぼ横ばいです。
所得は殆ど増えていないのにマンション価格は上昇し続けている…。一昔前に比べるとマイホーム取得は格段にハードルが高くなっていると言えます。
都心部では次から次へと新たに高層マンションが建っていますが、いったい誰が買っているのでしょう…。
では、こんな状況下にあって、より広いマイホームが欲しい我が家はどんな選択肢があるでしょうか。
そこで注目したいのは、マンションと違って価格変動が殆ど無い戸建住宅です。
同じ面積のマンションと比較すれば、戸建はかなりお買い得に見えてきます。
つまり、価値が上がりに上がったマンションを売却し、そこで得る売却益を原資により専有面積の大きい戸建住宅を買う、というのは【あり】なのでは、と思いました。
もちろん、戸建住宅はマンションのように資産価値が年を経て上がっていくことは期待薄ですが、少なくとも経年による価値下落以上に資産価値が急落する可能性も少なそうです。
因みに我が家は築10年だった中古マンションを2013年に購入し、約6年間弱住みました。
先の不動産価格指数のグラフを見ると、ちょうどマンション価格が急上昇し始める頃ですね。ラッキーでした。
さて、そんなこんなで戸建もありだなぁと思い始めていたある日、ふと目にとまったのは近所の新築戸建の広告でした。
「駅近」「80㎡以上」「新築」という文字が踊り、興味を持って価格を見ると…
マンションに比べると凄いお手頃?(w)
ちょうど週末だったこともあり、驚異の瞬発力でその足で不動産屋さんを訪ね、実際に物件を見学することにしたのでした。
最初に興味を持った家は残念ながら所有権ではなく借地権の物件だったため、それだけお値段もかなり控えめだったわけですが、折角なので別の所有権の建売物件を見せて貰うことにしました。
そこで見たのは、やはり「駅近」で大きさは「90㎡後半!」の物件。しかも内装も凝っていてオシャレな雰囲気。
正直、建売住宅にオシャレさを全く期待していなかった(w)ので、これは嬉しい誤算でした。
但し値段は借地権の物件と比べるとだいぶ上がってしまいます。ですが、マンションで同じ広さの新築物件を買おうと思ったら一桁変わってしまうかも…。
こうして初めて我が家は真剣に戸建住宅への住みかえを検討し始めたのでした。
次回は「マンション」VS「戸建」の我が家なりの考察を書きます。