はじめに:どのカードがベストなの?!
筆者のメインカードはANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードです。(長いです…。笑)
コロナ前は年に何度も海外に渡航する機会があったため、飛行機はANAと決めてマイルをざくざくと貯める算段でした。
ところがコロナで海外に行く機会が皆無になり、昨年末にプラチナを年会費が安いゴールドに変えようか悩んだ時期がありました。
悩みに悩んだ末、もう1年我慢して使い続けることに決めたのでした。
しかしながら、未だに日々迷いがあります。
今日もJW マリオット プーケット スパ&リゾートに旅行した時の記事を書いていて、妻がメインで使っているSPG AMEX(Sスターウッド プリファード ゲスト アメリカン エクスプレス カード)について調べました。
どうも巷ではこのSPG AMEXこそ最強の海外旅行系カードと評価されているようです。(私の印象です。)
また、私がよく使う新生銀行からDMで、LUXUARY CARD(ラグジュアリカード)というクレジットカードの情報が送られてきました。
このカードも、数ある特典の一つに旅行シーンでの特典が謳われていました。
他にも旅行に強いクレジットカードは数多くありますが、今回はこの3つに絞ってどれが検証してみたいと思います!
ANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズ プレミアム カード
このカードは、言ってみればANA スーパーフライヤーズカード(以下、SFC)と三井住友VISAプラチナカードが合体したものです。
SFCとは、ANAのマイレージ会員ステイタスがプラチナム以上になると申し込めるクレジットカードです。
年会費を払ってカードを持ち続けていれば、その間はANA及びスターアライアンスの会員ステイタスが上級会員並みに享受できるメリットがあります。
それに加えて三井住友VISAプラチナカードのメリット(一部を除く)も享受できる強力なカードです。
主だったメリットを書き出してみると、下図の通りとなります。
ポイントをANAのマイルに変換
カードを使って買い物をすると、月々の決済額によってポイントが貯まります。
ポイントの換算レートは1ポイント=200円で、これは一般カード、ゴールド、プラチナ全て共通のレートです。
そのポイントをANAのマイルに優遇レートで変換することが可能です。
プラチナカードは1ポイント=3マイルに変換可能です。(*ゴールドは1ポイント=2マイル、一般カードは1ポイント=1マイルです。)
ANA便に乗るとボーナスマイル獲得
ANAのカードですので、ANA便に乗れば乗るだけお得になります。
コロナ前の私は年に数回海外渡航する機会があったので、ざくざくマイルが貯まりました。
ANAを選んで海外渡航するのであれば、AMEX、LUXUARY CARDに比べて大きくアドバンテージのある特典です。
カードでANA航空券を購入するとボーナスマイル獲得
ANAに寄せれば寄せるだけ威力を発揮しますね。
空港のANAラウンジのアクセス
本会員カードも家族カードも+1人のゲストを入れることができます。もしご夫婦でカードをお持ちであれば、子供2人もラウンジに無料で入れることが可能です。
この特典は家族で海外旅行する際にはとっても便利です。
Priority Passラウンジへのアクセス
毎年申し込みが必要ですが、カード保持者には世界中のPriority Passラウンジにアクセスできるカードが送られてきます。
便利ではありますが、ANAのラウンジがある空港であれば、ANAラウンジに行った方が良いような気がします…。
例えば乗り継ぎ便がANAではない航空会社で、乗り継ぎ空港のラウンジに入りたい時は便利かもしれません。
コンシェルジュサービス
ここからはVISAプラチナカードの特典です。
まず24時間対応のコンシェルジュサービスが使えます。
但し、電話でのコミュニケーションに限られています。
電話で何かを依頼すると、回答も折り返しの電話で返ってきます。
私的にはこれが使い勝手がすこぶる悪く、正直一度も恩恵に預かったことがありません。
今のご時世、メールでの対応、あるいはSNSのチャットでの対応はつけて欲しいものです。
カード付帯保険
カードに付帯している保険はSPG AMEX、LUXUARY CARDともに大差はありません。
ANA SFC VISAプラチナカードは最高1億円の保険がついています。
また、飛行機が遅延した時にかかる諸経費を補償する航空便遅延保険も付帯しています。
各種ラグジュアリー特典
高級ディナーコースが一人分無料になったり、高級レストラン使える毎月5000円分のクーポンが先着でもらえたり、等のラグジュアリーな特典が付帯しています。
ディナーコースが無料になる対象レストランは、ものすごい人気店は入っていない(私が調べた限り)ようで、食べログで3.5評価前後のお店がちらほら、という印象です。
もうちょっと名の知れたお店が対象だと嬉しいのですが…。
5000円クーポンの特典はレストラン予約サイト一休で使えますので、対象レストランは幅広いです。
これはSPG AMEXにはない特典ですが、LUXUARY BLACK CARDはここが特により秀でている印象があります。
SPG アメリカン エクスプレス カード
続いてスターウッド プリファード ゲスト( SPG)アメリカン エクスプレスカードの特典を見てみます。
自由度の高いポイントを獲得! 世界中の系列ホテルの宿泊に使える or 主要航空会社のマイルに好レートで交換可能!
このカードの最大の強みはフレキシビリティでしょう。
ANA SFCカードの海外旅行における強みは、ほぼANA便に乗るシーンに集中しています。
それも各航空会社のロイヤルティプログラムに匹敵するくらいの優遇レートでマイルに変換可能です。
まず、このカードを使った通常のお買い物100円につき、3ポイントが付与されます。
そのポイントは3:1の割合で提携航空会社のマイルに変換可能です。(*ごく一部にこのレートが適用されない航空会社があります。)
さらに、一度に60,000ポイントをマイルに換算すると、5,000マイルのボーナスが貰えます!
先のSFC VISAと同様に、1マイルあたり幾らの買い物が必要なのか計算すると、マイル単価@80円〜100円*となります。
*マイル単価が変わるのは先述の5,000マイルボーナスがあるからです。
また、本領発揮の系列ホテルでの無料宿泊特典ですが、マリオット インターナショナルは全世界に7000軒以上ものホテルを抱える世界最大規模のホテルチェーンです。
中でも、ザ・リッツ・カールトンとセントレジスは最高級のラグジュアリーホテルです。
JW マリオットもマリオットの名前がつく系列ホテルでは最上位の高級ホテルです。
こうした名だたる高級ホテルにポイントで無料宿泊できるという、とても強力なベネフィットがあります。
Marriott Bonvoyゴールドエリートの特典各種!
SPG AMEXカード保持者は、同時にMarriott Bonvoyというマリオット インターナショナルのロイヤルティプログラムのステータスがゴールドエリートになります。
ざっとあげると以下の特典が受けられます。
- マリオット インターナショナルのホテルに宿泊すると一般会員の獲得ポイントに加えて+25%のボーナスポイントを獲得
- 14:00までのレイトチェックアウト
- より良い部屋へのアップグレード
- ウェルカムポイント(300〜500ポイント)
こればかりはオフィシャルサイトにも部屋の空き状況によると書いてありますので、単純に運が悪かったのかも知れません。
無料宿泊特典
先述の通り、カードの決済額によって獲得するポイントでも世界中のホテルを利用可能ですが、それとは別に、カードを継続利用すると、2年目以降は毎年必ず50,000ポイントを貰えます。
この特典にブラックアウト期間はなく、スタンダードルームに空きがあれば1年中いつでも利用が可能です。
各ホテルはランク分けされており、そのランクと宿泊する時期によって宿泊に必要なMarriott Bonvoyポイントが異なります。
ローシーズンを狙えば、系列最高位のホテルにも宿泊が可能です!
AMEXラウンジの利用
国内外の29空港のAMEXラウンジに入ることができます。
カード付帯保険
最高で1億円の保険と、航空便遅延保険が付帯しています。
年会費が安い!
通常のクレジットカードとしては年会費は十分高い方ですが、これだけの特典が付帯しているのに年会費34,100円はとてもお得だと思います!
今回比べているのは8万円以上のANA SFC VISAプラチナと11万円のLUXUARY BLACK CARDです。
これらの高級カードと同じ土俵で比較できてしまうくらい強力なカードなのです。
LUXUARY BLACK CARD
最後に比較するのはちょっと毛色の異なるLUXUARY BLACK CARDです。
というのも、必ずしも旅行シーンに力を入れたラグジュアリーカードではないからです。
それでも航空会社やホテル系のカードに劣らないくらい強力なベネフィットが揃っています。
JAL、ANA、United、ハワイアンエアーのマイルに換算
LUXUARY CARDの利用額1,000円につき2ポイントを獲得できます。
そのポイントは、1:3のレートでJAL、ANA、ユナイテッド、ハワイアン航空のマイルに変換することが可能です。
JALとANAの両方を使いたい人にはとてもいいですね。
残念ながら、SPGとSFCに比べるとマイル単価は高くなってしまっています。
コンシェルジュサービス
私がこのカードを検討している最大の理由がこれです!
24時間対応のコンシェルジュサービスがあることはANA SFC VISAプラチナと同じですが、
これはこの時世、とてもありがたいサービスです!
ワンランク下のTITANIUM CARDの場合は電話での応対になってしまいます。
国際線手荷物配送無料
これはありがたいサービスですね。
世界3,000以上の提携ホテルで優遇
利用したことがないのでどれくらい優遇されるのか不明ですが、オフィシャルサイトによると
とあり、対象ホテルとしてペニンシュラホテルやセントレジス、コンラッド、マリオット等の名だたるホテルチェーンが挙げられています。
Priority Passラウンジ
空港ラウンジはPriority Passラウンジが利用可能です。
カード付帯保険
他の2枚の比べて少し高い、最高1.2億円の保険が付帯しています。
航空便遅延保険ももちろんついています。
TOHOシネマズ無料鑑賞特典
旅行は関係ありませんが、面白い特典として、TOHOシネマズで無料で映画が鑑賞できる特典が受けられます。
各種ラグジュアリー特典
ラグジュアリー体験の特典は3枚の中でLUXUARY CARDがもっとも優れていると思います。
VISAプラチナカードにも高級ディナー特典はありますが、LUXUARY CARDの特典はより広範囲でよりゴージャスな特典が揃っています。
今回は旅行シーンでの特典比較ですので解説しませんが、興味のある方は公式サイトを参照してください。
時代に即した特典を即用意!
今回、自分が使ってもいないLUXUARY CARDを比較対象に入れた理由はこれです。
2020年は新型コロナウイルスの世界規模の拡大によって、ラグジュアリーカードの特典を享受できる機会がほとんど失われてしまいました。
そんな中、残念ながらANA SFC VISAプラチナカードはそんな状況に即した新しいベネフィットを提供してくれたとは言えません。
一方、LUXUARY CARDは公式サイトをみる限り、以下のような新サービスを提供しています。
- 自宅で楽しめるグルメの優待サービス
- 国内ホテルでのステイケーション用に各種特典を用意(スパクレジット、朝食無料、部屋アップグレード、等)
- dTV期間限定見放題
どれが最強カードか?!
さて、結論としてどれが最強カードなのでしょうか。
私のように海外旅行に行くならANAと決めているならば、やはりANA SFC VISAプラチナカードがベストチョイスだと思います。
但し、ANAやスターアライアンス系列では行きづらい目的地もたくさんあります。
そんな時はSPG AMEXやLUXUARY CARDを持っていた方が、航空会社の選択の幅が広がるために有利です。
よって、航空会社やホテルの選択肢が広いSPG AMEXは、お得に海外旅行に行きたい人全般にお薦めです。
また、マイルや無料宿泊特典のように金額換算しやすい特典も良いですが、とにかくVIP待遇されたい!という方はLUXUARY CARDも捨てがたいと思います。
また意識高い系のヤンエグ(死語)の物欲をくすぐるカードだと思いますので、そんな仲間とつながりたい(会員限定のソーシャルイベントがあります)方や、仕事で秘書は持てない分、カードのコンシェルジュサービスを使い倒したい方にはお薦めです。
もしかするとSPG AMEXとLUXUARY CARDの2枚持ちが最強かも知れません。お金に余裕があればですが。
私はANA SFC VISAプラチナカードを1年更新したばかり。
今年はもっと特典を最大限に享受したいと思います!
もし引きがあれば、LUXUARY TITANIUM CARD(BLACKは高すぎて…)をお試しで作って報告記事を書こうかな…。
以上、皆さんのカード選びの参考になれば幸いです。